神奈川県建設業協会(小俣務会長)は18日、横浜市のローズホテル横浜で「建設業女性活躍支援セミナー」を開いた。女性社員の定着と採用の促進が狙いで、会員各社の女性社員を中心に約80人が参加。元女子マラソン・陸上競技長距離走選手で、現在はスポーツジャーナリストの増田明美さんらの講演に熱心に耳を傾けた。セミナー後には、女性社員の親睦を深めるため、「かながわ建設女子交流会」も開いた。
その後、臨床心理士の井口和子プラスアルファー代表取締役が「働く女性のストレス対処」をテーマに講演し、ストレスの基礎知識や早期発見の手がかりなどをレクチャーするとともに、簡易漸進的筋弛緩法など体を使った実習を行った。
続いて、増田さんが「夢を走り続ける女たち」と題して、1984年ロサンゼルスオリンピックでメダルを期待されながらも途中棄権したエピソードなどを交えながら、その経験で得た教訓などを軽妙な語り口で披露した。