【みなとみらい線新高島駅】BankART Stationがスタート! 公共空間から文化・芸術を発信 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【みなとみらい線新高島駅】BankART Stationがスタート! 公共空間から文化・芸術を発信

 横浜市のみなとみらい線新高島駅構内地下1階に8日、文化や芸術など創造的な活動を発信する創造界隈拠点「BankART Station」がオープンした。横浜市が進める文化芸術創造発信拠点形成事業の実施事業者である特定非営利活動法人BankART1929の活動拠点の1つで、市内にある「BankART Home」「BankART SILK」の2つの拠点と合わせ、新たな分散型の創造界隈拠点がスタートを切った。

BankART Station

 横浜市は、文化や芸術の持つ「創造性」を生かしたまちづくりに向け、都心臨海部の歴史的建造物や公共空間などを活用し、創造的な活動を発信する創造界隈拠点の整備を進めてきた。BankART Stationは横浜高速鉄道の協力で実現に至り、地上階との連結のためのバイパスとして用意していた空間をスタジオ(制作場所)、ギャラリー、情報センターとして活用する。
 同日の記者会見で、BankART1929の池田修代表は、新高島駅周辺に拠点を構える日産自動車や富士ゼロックス、資生堂などとの連携に触れ、「BankART1929ともゆかりのある企業が多く、窓口もあるので、何らかの形で連携を考えていきたい」と述べた。各拠点との連携に当たっては、「みなとみらい線沿線を意識しており、各拠点は新高島駅(BankART Station)、馬車道駅(BankART Home)、日本大通り駅(BankART SILK)でつながっており、旧市街地と新市街地との交流を深めていきたい」との認識を示した。

池田代表


 1日にオープンしたBankART SILKは、横浜市のシルクセンタービル1階で展覧会をベースにしたギャラリー活動を展開、2018年5月から活動するBankART Homeはブックショップ、カフェ&パブ、スクール、ミニイベントなどコミュニティーセンターとしての機能を担う。

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