東北工業大学（仙台市、今野弘学長）の地域連携センターは、仙台市内の同大大一番町ロビーで 「第74回 Tohtechサロン」を開いた。約40人の参加者がSDGs（持続可能な開発目標）を踏まえつつ、環境に配慮した企業行動についての見識を深めた。
　研究者が最新の技術・研究などを広く発信する交流イベントでは、2019年度から同センター長に就任した小祝慶紀ライフデザイン学部経営コミュニケーション学科教授が「持続可能な企業活動への経済学」と題して講演した。
　この中で、小祝教授は「自己の利益を最大化するだけでは企業活動として不十分だ。環境問題が地球規模に拡大する中、環境を考慮しなければ持続可能な企業として発展が困難になってきている。省エネ設備・機器の導入など、環境に配慮する取り組みは経費削減につながり、SDGsに対応できない企業は社会的費用の負担増加という圧力に耐えられなくなる」などと述べた。

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