【現地のニーズに合ったトレーニングを】東芝エレベータ インドに昇降機の研修施設を開設 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【現地のニーズに合ったトレーニングを】東芝エレベータ インドに昇降機の研修施設を開設

 東芝エレベータは、インド・チェンナイ市に昇降機の据付技術を教育するトレーニングセンターを開設した。教育施設のほか、昇降機部品をストック・組み立てするエリアや品質管理を行う施設も併設している。

トレーニングセンター設備品

 トレーニングセンターは地上4階建てで、研修用エレベーターやエレベータードア、制御盤、巻上機などを配備している。また、据付用ゴンドラや組み立て・解体用足場、そのほか据付教育に使用する昇降路内用品を各種用意し、現地のニーズに合ったトレーニング施設として、実物を通じて体感しながら技術を習得することができる。
 研修施設と併せて、保守パーツのストックエリア、現場据付作業の効率向上を目的とした据付部材のストックエリアと組み立て施設を設けた。
 トレーニングセンターは、協業するローカル最大手企業のジョンソンリフツ社とのシナジーを生かし、同社の拠点があるチェンナイ市に建設した。
 インドでは毎年受注台数、保守台数が増加する中、継続した研修による人材の育成が重要になっている。現場でのOJT(職場内訓練)教育に加え、効率性、安全性向上の観点から、研修施設を開設し、基本的な知識の習得とインド国内の現場事情に合った教育を実施する。
 同センターの開設によって、堅調な市場成長、 都市の高層化が進むインド市場で、据付技術と製品の品質を向上するとともに、 部品のストック、組み立てを行い、 現場作業のさらなる効率化を目指す。

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