【大林組】SkyDrive「カーゴドローン」で現場の重量物運搬の実証実験 30kg資材の安定運搬を確認 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【大林組】SkyDrive「カーゴドローン」で現場の重量物運搬の実証実験 30kg資材の安定運搬を確認

 大林組は、SkyDrive(東京都新宿区、福澤知浩代表取締役)が開発している「カーゴドローン」を使って建設現場の重量物をドローンで運搬する実証実験を実施した。目視範囲での自律飛行で30kg程度の建設資材を安定的に運搬できることを確認した。現場に適した機体の開発や効果的な活用方法の検討を進める。
 大林組では、作業員の単純な力作業を軽減し、技能や習熟が必要な作業に集中できるようACV(自動走行運搬車)などを使った資材搬送作業の自動化を進めている。ただ、土木現場は山間部や急傾斜地が多く、陸送による資材搬送作業の自動化が難しかった。
 「カーゴドローン」は、SkyDriveが航空機開発のプロセスで培った技術を使って重量物運搬に特化した産業用ドローンとして開発している。機体は全長1.3m、幅1.7m、高さ1.0mで、飛行速度は時速40㎞、最大積載時の飛行可能距離が3㎞、飛行時間が15分となっており、機体固定式ボックスをウインチで昇降させる。
 実証実験は、愛知県豊田市の「知の拠点あいち」で、実施した。土木現場での利用を想定し、土のうや木杭、ブルーシートなどを自動搬送した。
 
 
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