【山下賞2020】"社会の課題に応答し新しい価値を生み出す" 建築デザイン2件を選定 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【山下賞2020】”社会の課題に応答し新しい価値を生み出す” 建築デザイン2件を選定

 山下設計は、社内表彰制度である「山下賞2020」として、「社会のさまざまな課題に応答し、新しい価値を生み出す建築デザイン」をテーマに議論した結果、「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」(東京都立川市)と「志太広域事務組合斎場会館 星山の苑」(静岡県焼津市)の2作品を選定した。

 GREEN SPRINGSは、ホール・ホテル・オフィス・ショップ・レストランなどが複合した1つの街区を刷新する大規模プロジェクト。企画・設計・施工・運営に関わるすべての関係者が、つくるべき価値を共有することで質の高い建築が実現されていると評価された。

GREEN SPRINGS
撮影:根本健太郎写真事務所


 星山の苑は、「地域に開かれた斎場」というコンセプトのもと、中央を横断するスリット状の光庭がガラス張りの炉前空間を実現すると同時にS・RC造の構造形式の分岐として複雑な地盤特性を解決し、地中ガスの流路にもなるなど、意匠・構造・設備の統合が図られていると高い評価を得た。

志太広域事務組合斎場会館 星山の苑
撮影:川澄・小林研二写真事務所


 このほか、特別賞として、「伊予市文化交流センター『IYO夢みらい館』」(愛媛県伊予市)、「太平洋精工株式会社 新本社工場」(岐阜県大垣市)、「東レ未来創造研究センター 融合研究棟」(大津市)の3作品が選ばれた。

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