書籍 | 建設通信新聞Digital - Part 7

5月18日 土曜日

書籍案内

『建築家をめざして』(淵上正幸著)

 建築ジャーナリストの著者が、阿部仁史、遠藤秀平、ジャン・ヌーヴェル、高橋てい一、手塚貴晴+手塚由比、トッド・ウィリアムズ+ビリー・ツィーン、西沢大良、藤本壮介、山本理顕――の内外注目の建築家にインタビューしています。
 「偶然は必然。ふとした出来事との出会いから建築家になり、思いもよらぬ建築をつくることになる……」(伊東豊雄氏、本書の帯から)。建築家をめざした理由、歩んできた道など、著者ならではの視点で深く掘り下げ、建築家の素顔が垣間見える1冊です。作品も多数掲載しています。

2200円(税込)/A5判変形/224頁 ISBN978-4-902611-24-3
『名川紀行 第二集』(水戸部浩子著)

 「川の流域に住む人々は、川とともに生き、川の流れへかぎりない未来と希望を夢見ていたのであろう」(渡辺淳一、本書の序文から)。
 日本人は川に託した未来と希望を実現するため、ときに川と闘い、ときに川とつきあってきました。
 本書は「東北をんな川会議」代表幹事の水戸部浩子が全国の一級河川を取材し、川と人間のかかわりを描いた『名川紀行』の第二集。川を追い続けた20年余りの思いの丈をつづります。

996円(税込)/新書判/284頁 ISBN978-4-902611-25-0
【品切れ】
『200年住宅のすすめ――「長く使える家」の経済学』(五十嵐健著)

 バブル経済崩壊から15年以上がたち、わが国の経済は成長型から成熟型へと転換しつつあります。金利水準は低く、土地の大幅な値上がりも期待できません。平均寿命は80年を超えました。著者・五十嵐健氏(早稲田大学客員教授)は本書をとおして、このような時代に「30年しか持たない家」を建てることが極めて「不経済」であり、しかも「地球環境を壊している」ということを分かりやすく説き、これからの家づくりのあるべき姿を指し示します。
 付録にあなたの家の「200年住宅度」が分かるチェックリスト。

1760円(税込)/四六判/223頁 ISBN978-4-902611-23-6
『建築家って』(JIA20年史編集会議編)

 日本建築家協会(JIA)は、ことしで設立20周年を迎えます。この間、JIAは建築家職能の確立を目指して、さまざまな活動を繰り広げてきました。本書は、その時代背景、活動の具体的な内容、今後の課題などを紹介することで、「建築家って何をする人?」「建築家に住宅の設計を頼めるの?」「建築士と建築家はどう違うの?」――といった疑問に答えます。
 本書のカバーデザインは、JIA会員を対象に開かれたコンペで選ばれた大草徹也氏(三菱地所設計)の作品です。

1016円(税込)/新書判/264頁 ISBN978-4-902611-22-9
【品切れ】
『建設人ハンドブック2008年版――建築・土木界の時事解説』(日刊建設通信新聞社編著)

 公共工事品質確保促進法、改正建築基準法、改正建築士法の施行、さらにコンプライアンス(法令順守)の徹底、CSR(企業の社会的責任)、環境問題など建設産業を取り巻く環境は大きく変化しています。また、人材の確保・育成、技術・技能の継承など多くの課題も抱えています。建設産業の未来をひも解く100のキーワードを、最新情報と最新データをもとに分かりやすく解説しました。構成は、①内部統治、コンプライアンス②転換期の入札・契約制度③構造設計業務はこう変わる④待ったなしの環境問題⑤建設行政の潮流⑥建設産業界の最新動向⑦どう立て直すか経営戦略⑧新たなニーズへの対応⑨業界なんでもランキング⑩建設人の常識――の10章となっています。よく使われる用語の解説や各種ランキングも充実しました。研修テキストや会議の資料、資格受験の参考図書としてもご活用ください。

880円(税込)/新書判/256頁 ISBN978-4-902611-21-2
『ダンピングなしで勝つ 新・建設受難時代の営業活動』(志村満著)

 建設市場では、激しい競争が繰り広げらています。価格競争のみで戦っていては、ダンピングに巻き込まれてしまいます。この厳しい環境の中で、利益を出している建設企業は「コスト以外の選ばれる理由」を持っています。
 本書は、2003 年発刊の『建設受難時代の営業戦略と営業活動』を全面改訂し、最近の建設市場の動向を反映させました。建設業が苦手なマーケティングの考え方から、ダンピングに巻き込まれない営業戦略の理論と実践をずばり解説しています。

2420円(税込)/A5判/280頁 ISBN978-4-902611-19-9
【品切れ】
『名川紀行』(水戸部浩子著)

 「日本の観客はスクリーンに映る川の景色を愛し、その川を眺めながらさまざまなイマジネーションを抱くことを好む」(山田洋次・映画監督、本書の序から)の言葉どおり、日本人は昔から川とともに生き、川にさまざまな思いを抱いている。
 本書は「川と交流してきたひとびととの会話を聞きとってみたかった」という思いから、「東北をんな川会議」代表幹事の水戸部浩子が、全国の一級河川を現地取材。川から恵みをもらい、川と闘い、時にはその流れを変え、川とつきあってきた歴史やドラマを描いています。
 河川の概要や周辺施設のデータも掲載、川をめぐる旅のガイドブックとしても最適です。

996円(税込)/新書判/248頁 ISBN978-4-902611-18-2
『建設人ハンドブック2007年版・時事解説』(日刊建設通信新聞社編著)

 独禁法、ダンピング、耐震偽装……。激動の設産業界に次々と新しい波が押し寄せています。その動向を読み取るための100のキーワードを、最新データと最新情報をもとに、分かりやすく解説しました。 構成は、(1)新たな公共競争時代(2)変化に対応、新たな法制(3)建設産業行政の新ベクトル(4)業界なんでもランキング(5)建設産業界の最新動向(6)建設技術の最前線(7)建設産業の資格(8)建設市場、新たな需要(9)建設業の基礎データ(10)建設人の常識――の10章となっています。
 よく使われる用語の説明、資格制度や各種ランキングも充実しました。研修のテキストや会議の資料、資格試験の参考書としてもご活用ください。

880円(税込)/新書判/240頁 ISBN4-902611-16-3
『私の美(うま)し国づくり──地域から』(NPO法人美し国づくり協会・日刊建設通信新聞社編著)

 「美(うま)し」という言葉には単なる美しさだけでなく、心と物質的な豊かさを兼ね備えた意味があります。2005年6月に景観法が全面施行され、国を挙げて「美し国」をめざす機運が高まっています。いまこそ自然、歴史文化、産業経済、人々の生き方を踏まえた地域らしさが求められます。
 本書では、まちづくりや景観について、先進的な取り組みを進める全国50の地方自治体の首長が「私の美し国づくり」を発信するとともに、20人の専門家が今後の国づくりの在り方を提言しています。景観法の全国的な施行状況も掲載しています。

2200円(税込)/四六判/268頁 ISBN4-902611-17-1
【品切れ】
『建築家の本 まちへ――都市・景観を考える』(JIA『建築家の本 まちへ』編集チーム 編著)

 本書は、日本建築家協会(JIA)「建築家大会・東京」の記録と、大会にかかわった18人による書き下ろし「まちを語る――建築家へ」で構成しています。
 2003年に国土交通省がまとめた「美しい国づくり政策大綱」、05年6月全面施行の「景観法」など、景観関連の法制度が整いつつあるなか、われわれは時代の潮流に後れをとっているのではないか、という建築家たちの自己批判精神が本書発行の契機です。仙田満氏、内藤廣氏、隈研吾氏など気鋭の建築家や、不動産会社経営者、景観法担当の行政者、土木関係者、都市計画家、歴史学者といった多彩な人々が登場し、これからの「まちづくり」に向けて建築家が担うべき役割を解き明かします。
 付録に「美しい国づくり政策大綱」「景観法」を収録。

2420円(税込)/A5判/352頁 ISBN4-902611-13-9