【豊洲市場】追加対策工事が着々と進展 第2段階の鉄筋入りコンクリートを打設中 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【豊洲市場】追加対策工事が着々と進展 第2段階の鉄筋入りコンクリートを打設中

 東京都は24日、専門家会議の提言に基づき施工を進めている豊洲市場の追加対策工事のうち、6街区(水産仲卸売市場棟など)の現場を報道陣に公開した=写真。
 地下ピット追加対策として、換気設備の設置とコンクリート打設により、水銀などガス濃度の上昇を防ぐ。地下水管理システムの機能強化対策として、揚水井戸の洗浄・ポンプ交換、揚水ポンプの設置、旧観測井戸での揚水、真空ポンプによる揚水(ウェルポイント工)を実施する。
 2017年12月の公開時には、第1段階として高さ調整用に厚さ10cmのコンクリートを打設していた。今回は第2段階として鉄筋を入れ、水分を少なめに調合するなどひび割れ抑制に配慮したコンクリートを厚さ15cm打設している。1回で打設する面積は1000㎡以下に制限する。
 6街区の施工は清水建設。工期は専門家会議の確認も含め7月末まで。専門家会議はコンクリートを通過する水銀などのガス量(フラックス)の測定や、空気測定を行う。

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