【JAXA】人工衛星でインフラ点検! 自動解析ツールの無償版を公開 10月末まで | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【JAXA】人工衛星でインフラ点検! 自動解析ツールの無償版を公開 10月末まで

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、人工衛星を活用してインフラをモニタリングできるシステムの自動解析ツール(無償版)を公開した。無償版の公開期限は10月末まで。有償版は新技術情報提供システム(NETIS)登録後となる来年度早期に、代理店経由で提供していく予定となっている。

自動解析ツールの  利用イメージ((c)JAXA)

 人工衛星を活用したモニタリングシステムは、衛星から地表面の距離を観測・解析することで、沈下や隆起などの変状を抽出。その変化から堤防のはらみ出しや寺勾配、不陸などの異常を求めることができる。昼夜や天候に左右されず、機器の準備も不要でインフラの点検コストの削減にも大きな期待が寄せられている。
 自動解析ツールは、通常専門家が行う衛星データの解析に必要な処理や設定項目をJAXA内製の技術で自動化。解析範囲を指定することで、変動マップを出力できる。公開している無償版はデータを出力しないが、ツールの使用感の確認や定性的なマップの出力ができる。

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