【全建協連の仮囲いデザインコンテスト】優秀賞受賞の動物シルエット 工事現場で除幕式 | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【全建協連の仮囲いデザインコンテスト】優秀賞受賞の動物シルエット 工事現場で除幕式

 全国建設業協同組合連合会(青柳剛会長)が2月に開催した「一緒に考えようKOJICHUプロジェクト-学生を対象とした仮囲いデザインアイデアコンテスト最終選考会」で優秀賞を受賞した作品の除幕式が16日、長野県中野市の八十二銀行中野支店新築工事(施工=中野土建)の現場で開かれた。同連合会の青柳会長やコンテストの審査委員長を務めた古谷誠章早大教授らが出席し、学生たちの労をねぎらった。
 今回採用されたのは、「工事中と人々を結ぶ装置」をテーマにした群馬日建工科専門学校の2年生3人で構成するチーム・ナスパティの作品。仮囲いに1/1スケールのクマ、キリン、ゾウ、ライオンのシルエットをデザインに採用した。3人は「3つの案の中から、周辺に保育園があるということで動物を採用した。建築機材や働く車などを動物の大きさと比較し、建築に興味を持ち、携わるきっかけになってほしい」と語った。
 式の冒頭あいさつに立った青柳会長は、「動物のシルエットは子どもたちに非常に親しみやすい。仮囲いは建設業のブランディングにおいて非常に重要なものだ。建設業も変わっていきそうだ、楽しく働けそうだという空気がここから広がっていくのではないか」と述べた。続いて、古谷審査委員長が、「若い人がユニークなアイデアを出してくれた。単に工事現場と外をつなぐだけではなく、最終的に工事現場の中にまで興味を抱かせる非常に戦略的なものだ。学生のアイデアとそれをしっかりと引き上げる大人の力で実現した意義深いものだと思う」と講評した。
 その後、来賓の祝辞や作品著作権料の贈呈の後に、チーム・ナスパティの3人と地元の中野マリア幼稚園の子どもたちによる除幕式が行われた。

優秀賞を受賞したチーム・ナスパティの(左から)篠原清士郎さん、遠藤桃香さん、田貝ももかさん

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