【パナソニック】自動音声で来客対応するインターホンを10月21日に発売 IoT機能拡張も予定 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【パナソニック】自動音声で来客対応するインターホンを10月21日に発売 IoT機能拡張も予定

 パナソニックのライフソリューションズ社は、高級マンションの新築・リニューアル市場に向けて、マンションHAシステムIシリーズ「Clouge(クラウジュ)」を10月21日に発売する。音声による自動応答機能を搭載したインターホンシステムで、将来的にはIoT(モノのインターネット)化による家電制御などの機能拡張も予定する。
 同システムの自動応答機能は、来訪者が部屋番号を押すと、自動音声によって来訪者の用件を聞き出し、居住者に伝える。これによって、居住者自身が応対せずに来訪者の用件が分かる。居住者の応対ストレスを低減しつつ、応対時に居住者の年齢や性別を明かさずに済むことでセキュリティー性も向上する。
 そのほか、ブラウザ機能を搭載していることで、各部屋のモニターにマンション管理会社からの情報通知や、宅配ボックスの集荷通知などを表示することも実現する。
 今後は、同社の家電制御装置「AiSEG(アイセグ)」を通してHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)と連携し、マンション内の機器コントロールやエネルギーマネジメントを、インターホン搭載のモニターを通して可能とする予定だ。
 27日の発表会で谷口尚史同社システム機器ビジネスユニット長は「新築以外にも、マンションのインターホンシステムのリニューアル需要が増える見込みだ」として、販売目標を2019年度に1万6000台、21年度には8万台とし、マンション管理会社や管理組合を中心に製品をアピールするとした。

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