【とび工目指して奮闘】金子架設工業が自社職業訓練校で新人研修を実施中 受講者の思いとは? | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【とび工目指して奮闘】金子架設工業が自社職業訓練校で新人研修を実施中 受講者の思いとは?

 金子架設工業(東京都中央区、青木茂社長)は、新入社員の実技研修を5月末まで千葉市にある同社職業訓練校(赤羽基宣校長)で行っている。受講しているのは昨年とことしに入社した計3人。ことし入社した2人は6月から現場に仮配属され、7月末までの2カ月間、OJT(職場内訓練)による実技訓練を受け、8月1日の修了式を経て現場に本配属される。
 とびの仕事は1人ではできないため、昨年は休校した。赤羽校長は「工業高校など100校近くに訪問などをして求人しているが、この数年は他産業との競合で、特に専門工事業者は採用が厳しい」と若年者雇用の現状を吐露する。
 研修では、各種道具・工具・機器の使い方から、単管足場や枠組足場などの組み立てと解体、仮囲いの設置、外部養生などの訓練を繰り返し行うことで、基礎となる技術・技能を習得する。
 3人は「分からないことだらけ」「枠組み足場は難しい」「よくしかられているので、現場ではしかられないようにしたい」「教えてもらっても忘れてしまう、繰り返し練習して身体で覚えるようにしたい」「資材の名前など分からないので、まずそこから覚えていきたい」「学校とは違い、安全など細かなところまで指導される」など、もうすぐ実際の現場で働くことになることに、不安と期待が交錯しているようだ。

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