【群馬建協】「地域の守り手」が災害パトロール 「ぐんケン見張るくん」でリアルタイムに情報伝達 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【群馬建協】「地域の守り手」が災害パトロール 「ぐんケン見張るくん」でリアルタイムに情報伝達

 関東北部などで21日夜から22日未明にかけて局地的に雨雲が発生し、群馬県内では1時間に100mmから120mmもの猛烈な雨が降った。群馬県建設業協会(青柳剛会長)の会員各社は「地域の守り手」として道路や河川、法面などのパトロールに奔走し、被害発生個所の応急復旧などに全力を挙げた。

パトロール・応急対策に当たる協会会員(群馬県建設業協会提供)

 また、災害現場や対策作業の状況などは、ツイッターを使った災害情報共有システム「ぐんケン見張るくん」を通じて県民に広く伝達。前橋、高崎、渋川、桐生、沼田各市内などで撮影したリアルタイムの写真とともに、現場の“いま”を発信した。大雨はピークを過ぎたものの、24日現在も県内では雨が降っており、会員各社は警戒を続けている。
 かねてより「地域建設業の第一の使命は災害対応だ」と語っている青柳会長は今回の豪雨について、「突然の大雨により県内各地で被害が発生したが、会員各社が迅速に対応し、復旧に当たってくれた。幸い大きな人的被害もなく安堵(あんど)している」とコメントした。
 18日には震度6強を観測した山形県沖を震源とする地震が発生したほか、関東地方でも震度4クラスなどの地震が相次いでいる。梅雨時期も重なり、気を抜けない状況が続く。待ったなしの現状として、政府が推進する防災・減災、国土強靱化は現場での実践が急がれている。

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