【茨城建協】女性部会「建女ひばり会」 設立総会に県内各地から会員114人が参加 5事業展開へ | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【茨城建協】女性部会「建女ひばり会」 設立総会に県内各地から会員114人が参加 5事業展開へ

 茨城県建設業協会(石津健光会長)の女性部会「建女ひばり会」は12日、水戸市の水戸京成ホテルで設立総会を開いた。協会会員企業に所属する女性技術者ら114人が参加し、会長に海老根建設(大子町)の柳瀬香織代表取締役、副会長に高野和子鯉淵工業取締役と髙倉美佳高倉建設工業代表取締役を互選した。今後、事業計画に盛り込んだ▽女性活躍についての広報活動▽現場見学会・視察の実施▽女性活躍についての勉強会・研修会などの開催▽発注機関や関連団体などとの意見交換▽会員交流会の開催--の5事業を展開する。

県内各地から会員が集まった

 建女ひばり会は、女性同士のネットワーク構築、社会情勢に応じた各種事業の実施、他の女性の会との情報交換を活動方針に掲げる。会の名前には県の鳥であるヒバリを入れた。
 総会後は、建設産業女性活躍推進ネットワーク(事務局・建設業振興基金)幹事長で石岡市出身の須田久美子さん(鹿島土木管理本部土木企画部ダイバーシティ推進担当部長)が「建設産業における女性活躍推進について」をテーマに基調講演した。自身の経歴や取り組みを紹介しつつ、現在は同ネットワークの加盟団体がない県があることから「建設業で働くすべての女性がネットワークにつながれるようにしていきたい」と語った。
 須田幹事長によると、同ネットワークは女性部会などがない建設業協会に組織化を呼び掛けており、茨城建協はそれに応じた初の団体となるという。
 最後の記念パーティーで柳瀬会長は「建設現場で働く女性の立場から安心して長く働ける環境づくりを目指し、より多くの女性が活躍する機会を得ることは夢と希望に満ちた女性の入職促進へとつながる。会員一丸となり、業界で働く女性のため、業界発展のため尽力する」とあいさつした。石津会長も「発足を機に女性のさらなる活躍に貢献してほしい」と語った。

柳瀬会長

 宇野善昌県副知事や原田昌直関東地方整備局常陸河川国道事務所長による来賓祝辞、近藤進同局常総国道事務所長、伊藤高県土木部長、梅木康雄東日本建設業保証茨城支店長ら来賓の紹介、乾杯を経て懇談に移った。

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