【都心を1000分の1スケールに】森ビルアーバンラボ創設 模型で東京の現在・未来を捉える | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【都心を1000分の1スケールに】森ビルアーバンラボ創設 模型で東京の現在・未来を捉える

 森ビルは、東京都港区の六本木ファーストビルに研究施設「森ビルアーバンラボ」を創設した。東京の都市構造を1000分の1スケールの模型でダイナミックに表現。建物外観や地形の起伏、道路標識までリアルに再現しており、現在・未来のイメージを共有することで、まちづくりに生かせるツールとなる。
 模型は発泡スチロール製で1998年に製作を開始。都心13区の約230k㎡を縦15×横24mに縮小した。再開発などの状況に応じて年2回のペースで“更新”し続けているという。模型がある740㎡のシアタールームに設置した360度の巨大スクリーンを使って日影やビル風

建物は地上写真と航空写真を 貼り合わせるなど忠実に再現

が表現できるほか、プロジェクションマッピングと融合すれば、海岸線の変化や地形の高低差、交通網、緑などさまざまな視点で東京をとらえることができる。
 担当者は「再開発の権利者や行政にも足を運んでもらい課題共有と解決の場にしたい。グーグルマップなどのデジタルコンテンツも進化しているが、模型を見て視覚的に直感で理解できることに価値がある」という。

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