【オアシス21】リニア開業見据え再整備へ 立体的な構造や大屋根の「水の宇宙船」は維持 名古屋市 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【オアシス21】リニア開業見据え再整備へ 立体的な構造や大屋根の「水の宇宙船」は維持 名古屋市

 名古屋市住宅都市局は、2027年のリニア中央新幹線開業までに、複合施設「オアシス21」を再整備する方針だ。事業費や整備スケジュールなどは現時点で未定。久屋大通公園の再生、名古屋テレビ塔の改修工事、民間施設の再開発など、近隣で整備が進んでいることなどを踏まえ、国内外の観光客から人気が高いオアシス21の魅力を向上させる。

ガラスの大屋根「水の宇宙船」

 同局リニア関連都心開発部都心まちづくり課によると、「02年10月に供用開始して以降、定期的に補修などを実施してきたが、設備の老朽化などの課題を抱えている。インバウンド(訪日外国人客)などの集客力が高い施設なので、リニア開業を見据えて施設を全体的に見直したい」としながらも、施設の立体的な構造や大屋根の「水の宇宙船」などは維持する考えを示した。オアシス21は大林組が設計施工し、栄公園振興が運営している。場所は東区東桜1。
 近隣では、Park-PFI(公募設置管理制度)を導入した久屋大通公園の北・テレビ塔エリア再生事業が、20年7月の完成を目標に進行中。整備運営事業者は三井不動産を代表に、大成建設、日建設計、岩間造園で構成するグループ。
 市が設置した久屋大通再生有識者懇談会(座長・堀越哲美愛知産業大学長)の会合では、同エリアの地上・地下の連続性強化を重要視する意見がある。

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