【日建連】天ヶ瀬ダムで会員企業を対象とした現場見学会を開催 会員らが最新技術の動向を学ぶ | 建設通信新聞Digital

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【日建連】天ヶ瀬ダムで会員企業を対象とした現場見学会を開催 会員らが最新技術の動向を学ぶ

 日本建設業連合会は21日、会員企業を対象とした現場見学会を開いた。京都府宇治市で近畿地方整備局が建設を進めている天ヶ瀬ダム再開発事業のうち、流入部本体他建設工事(施工=大成建設)と減勢池部他工事(施工=大林組)の2現場を訪れ、最新技術の動向を学んだ。
 流入部本体他工事では、ゲート部で政府の「官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)」に採択された現場打ちコンクリートの電子化を進めており、試験施工の様子を見学した。
 減勢池部他建設工事では、日本最大級の水路トンネルの掘削と覆工を並行作業で進めていた。会員らは断面積約500㎡のスケールの大きさを体感した。
 天ヶ瀬ダム再開発は、現行で毎秒900m3の放流能力を延長617mのトンネル式放流設備の設置により同1500m3に増強し、洪水調節能力を強化するプロジェクト。放流設備は、ダム湖側から流入部、導入部、ゲート室部、減勢池部、吐口部で構成し、部ごとに工事が発注されている。2021年度の完成を目指している。

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