【FNETS】可搬型記憶媒体の脅威に幅広く対応 マルウェア対策ソリューションを販売開始 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【FNETS】可搬型記憶媒体の脅威に幅広く対応 マルウェア対策ソリューションを販売開始

 富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)は、USBメモリーやCD、DVDなど可搬型記憶媒体の持ち込みデータに対して、さまざまなベンダーのアンチウイルスエンジンを同時に利用するマルチスキャン機能と、不正コードなどを除去し安全なファイルに再構築するファイル無害化機能を実装した「OPSWAT MetaDefender(オプスワット メタディフェンダー)シリーズ」の販売・構築・設置工事・保守までを包括的にワンストップで提供するマルウェア対策ソリューションの販売を13日から始めた。

製品の利用イメージ

 重要インフラ事業者や工場などの情報系ネットワーク環境と制御系ネットワーク環境が分離されているネットワーク環境で、メンテンナンス要員などによって持ち込まれる可搬型記憶媒体に対して、既知の脅威や未知の脅威に対応することができる。2022年度末までに3億円の売り上げを目指す。
 同シリーズは、複数のアンチウイルスエンジンを使うことで、特定のアンチウイルスエンジンを回避するようなマルウェアを検知する。また、独自技術によってスキャン時間を短縮する高速マルチスキャンができる。さらに、マルウェアの潜んでいる可能性があるスクリプトなどを除外することで、標的型攻撃やゼロディ攻撃に対応する。無害化後のファイルは、元のフォーマットを維持することで利用者の利便性を確保する。
 可搬型記憶媒体を持ち込む利用者は、媒体をKIOSK筐体に挿入しタッチパネルによる直感操作での検疫になることから、利用者や管理者の負荷を減らすことができる。
 同社は、製品販売だけでなく、包括的なサブスクリプションライセンスの販売、手のひら静脈認証を利用した本人認証や入退室管理システムとも連携させる。
 販売モデルは、パソコンでの導入が132万3000円から、KIOSK筐体での導入は316万3000円から。いずれもソフトウェアは年間のサブスクリプションライセンスで、 構築・設置・保守費用は別途見積もりとなる。

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