NEXCO西日本が携わった建設事業・災害復旧事業が土木学会賞とプレストレストコンクリート工学会賞を受賞した。同社の酒井和広社長は「建設事業だけでなく災害復旧事業で表彰されたことは格別の思いだ」と喜んだ。
土木学会賞では技術賞に「新名神高速道路神戸ジャンクションの建設」と「関西国際空港連絡橋へのタンカー船の衝突による大破からの復旧」が選ばれた。
PC工学会賞では新名神の「楊梅山高架橋(作品賞)」と「高知自動車道新宮IC~大豊IC間災害復旧工事(施工技術賞)」が選定。
楊梅山高架橋ではA1橋台部に隣接する橋脚への偏土圧を避けるため、側径間に「波形鋼板ウェブ構造」を採用し、橋桁の軽量化を図った。高知道の災害復旧では18年7月豪雨により橋桁が流出するなどの甚大な被害を被った立川橋で「プレキャストプレテンションホロー桁」を活用し、1年で4車線復旧を果たした。