【受賞は格別の思い】NEXCO西日本 建設事業と災害復旧で土木学会賞・PC工学会賞をW受賞 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【受賞は格別の思い】NEXCO西日本 建設事業と災害復旧で土木学会賞・PC工学会賞をW受賞

 NEXCO西日本が携わった建設事業・災害復旧事業が土木学会賞とプレストレストコンクリート工学会賞を受賞した。同社の酒井和広社長は「建設事業だけでなく災害復旧事業で表彰されたことは格別の思いだ」と喜んだ。
 土木学会賞では技術賞に「新名神高速道路神戸ジャンクションの建設」と「関西国際空港連絡橋へのタンカー船の衝突による大破からの復旧」が選ばれた。

土木学会賞技術賞の神戸JCT

 神戸JCTではアンダーパスで交差する中国自動車道の橋梁化のためにRC地中連続壁を橋梁下部工と基礎に採用。5.5カ月の工程短縮などが評価された。2018年9月の台風21号によりタンカー船が衝突し、橋桁が損傷した関空連絡橋では、詳細設計と仮組み立ての省略、製作と塗装を並行したことで、通常と比べて約1年の工期短縮により早期で復旧した。
 PC工学会賞では新名神の「楊梅山高架橋(作品賞)」と「高知自動車道新宮IC~大豊IC間災害復旧工事(施工技術賞)」が選定。

PC工学会賞作品賞の楊梅山高架橋

 楊梅山高架橋ではA1橋台部に隣接する橋脚への偏土圧を避けるため、側径間に「波形鋼板ウェブ構造」を採用し、橋桁の軽量化を図った。高知道の災害復旧では18年7月豪雨により橋桁が流出するなどの甚大な被害を被った立川橋で「プレキャストプレテンションホロー桁」を活用し、1年で4車線復旧を果たした。

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