【住宅の知見を応用】LIXIL 本社新棟「HOSHI」ファサードに導入された2つの新技術とは? | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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【住宅の知見を応用】LIXIL 本社新棟「HOSHI」ファサードに導入された2つの新技術とは?

 LIXILは、従業員の健康と知的生産性の向上、環境への配慮を狙い、新本社WING(東京都江東区)の新棟「HOSHI」ファサードに、戸建住宅で培ったノウハウを基にした「ハイブリッド環境制御システム」とダイレクトボンディング型「4辺SSG構法」の2つの新技術を導入した。
 「ハイブリッド環境制御システム」は、外部と内部それぞれにセンサーを配し、リアルタイムに快適指数を解析して空調と窓を自動制御する。また、室内で人やOA機器などにより温度が上がった空気は、天井裏へ上昇し、梁に開けられた孔で外部に排出する自然換気の仕組みも備えた。
 ダイレクトボンディング型「4辺SSG構法」は、ガラスをカーテンウォール(CW)のフレームに構造接着し荷重伝達する。外観からフレームが現れない構造となっているため、デザイン性と断熱性を両立できる。またインターロッキング式ユニットCWへ直接的に複層ガラスを接着するため、専用の接着用形材が不要となり、向上での作業性と現場での施工性も向上させた。

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