【水のノーベル賞】2020ストックホルム青少年水大賞 青森県立名久井農高生がグランプリ獲得 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【水のノーベル賞】2020ストックホルム青少年水大賞 青森県立名久井農高生がグランプリ獲得

 日本水大賞委員会と国土交通省が主催する「日本ストックホルム青少年水大賞」で大賞を受賞した「青森県立名久井農業高校TreasureHunters」が、ストックホルム国際水協会(SIWI)が主催して“水のノーベル賞ジュニア版”と呼ばれる『2020ストックホルム青少年水大賞』でグランプリを受賞した。

研究発表はオンラインで行われた

 グランプリを受賞したのは、同校の松橋大希さんと宮木琢愛さんで、「日本の伝統的な土壌固化技術『三和土』を使用した機能性水収集システムによる土壌流出の制御と食料生産の増加」をテーマに発表。農業の土壌に三和土をすることで、土壌流出を制御し、環境への影響が少なく、低コストで食料生産量を増やせる新しい多機能水収集システムを提案した。河川や池への土壌流出を抑制するための堤防にも使用できるという。
 ストックホルム青少年水大賞では、世界29カ国の代表者が参加し、事前に提出したレポートを基にオンラインによる研究発表と質疑応答で審査が実施された。

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