【クラウド型AI開発基盤を提供】SB C&Sが21年内に開始 構造物劣化検知での活用想定 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【クラウド型AI開発基盤を提供】SB C&Sが21年内に開始 構造物劣化検知での活用想定

 ソフトバンクグループのSB C&Sは、クラウド型AI(人工知能)プラットフォーム「AIMINA」(アイミナ)の提供を2021年内に始める。建設分野では、構造物の劣化検知や異常検知の技術開発などでの活用を想定している。


クラウド型AIプラットフォーム「AIMINA」のイメージ


 近年、さまざまな技術にAIを組み込むことが増えているものの、開発・導入・運用ではプログラミング・モデリングを担当するエンジニアや、データ分析するデータサイエンティストの存在が不可欠で、AIプロジェクトを推進しにくいという課題があった。

 アイミナは、AIに関連する情報収集からモデル開発、モデル評価までをクラウド上で提供する。画像を使った物体の外観検査、データを使った需要予測、問い合わせデータ、AIチャットのエンジンなど、業種や職種・目的を選ぶだけで、エンジニアやデータサイエンティストの手を借りずにAIモデルを作成できる。

 作成したAIモデルを実際のデータで試すことも可能で、画像処理、自然言語処理、時系列解析、音声処理など、多様な利用場面に活用可能なAIモデルを作成できる。ポータルサイトでは、AIの基礎知識からビジネスでのAI活用事例までを提供する。

 建設分野では、構造物のひび割れや汚れ、サビなどの画像データを学習させ、構造物の劣化検知や異常検知に使えるAIを開発できる。



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