兼松サステックは、小規模建築物向け地盤補強工法「環境パイル工法」「環境パイルS工法」で使う地盤補強用保存処理木材「環境パイル」の耐久性について、日本材料学会の地盤改良に関わる技術認証制度に評価申請し、技術評価された=写真。木材の地中利用として、同制度で60年相当の耐久性認証を受けたのは、業界初となる。

　木材による地盤補強は、これまで菌による木材の劣化やシロアリによる食害が懸念され、使用される範囲が限られていた。同社は木材保存処理技術を環境パイルに使い、耐久性を向上させた。従来の小口径鋼管杭、セメント系の地盤改良よりCO2排出量を減らせる。間伐材の活用で林業への貢献もできる。


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