【記念シリーズ・横浜市公共建築】第26回 みなと赤十字病院 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

横浜市公共建築100年

【記念シリーズ・横浜市公共建築】第26回 みなと赤十字病院

◆陸海空から受け入れ可能
 快適で機能的な療養環境をテーマに、個室的多床室を取り入れるなど療養空間を充実させた。「100年病院」を目指し、ISS(設備専用フロア)を導入したほか、災害対策として免震構造を採用した。手術階までエレベーターの乗り換えなしに搬送可能なヘリポートに加え、施設南東側の運河には小型船舶が係留できる船着き場を設置しており、陸海空から傷病者や災害時の物資を受け入れられるようにしている。
 第49回神奈川県建築コンクール優秀賞を受賞した。
 市立病院の経営改革の一環で進めた公設民営化の方針を受け、市立港湾病院を再整備した。2005年に市が開設し、指定管理者の日本赤十字社が運営している。
 設計は伊藤喜三郎建築研究所、病院棟工区の施工は清水建設・大林組・大成建設・三星物産・佐藤工業・飛島建設・安藤建設・渡辺組・紅梅組・奈良建設JVが担当した。
 規模はSRC造(免震構造)地下1階地上8階建て延べ7万4148㎡。所在地は中区新山下3-12-1。



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