【優秀賞に奥村さん、篠田さん】スペース×大阪工業大学の講評会 | 建設通信新聞Digital

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【優秀賞に奥村さん、篠田さん】スペース×大阪工業大学の講評会

スペース(佐々木靖治社長)は7日、大阪工業大学と大阪市の同大梅田キャンパスで「日常を創造する-毎日をクリエイティブに過ごす-株式会社スペース×大阪工業大学による講評会」を開いた=写真。第3回となる今回は、受講生約30人のプレゼンテーションと質疑応答の結果、優秀賞に奥村日咲さんの「-よりみち-」と篠田友希さんの「非日常を日常に」が選ばれた。

優秀賞を受賞した奥村さん(左)と篠田さん

奥村さんの作品は、京都市左京区の府立植物公園において、半円形の回廊を設置し、商業施設を分散配置するもの。人通りの多い北山通りから寄り道感覚で立ち寄れ、緑と風を感じられる商業空間とする。

奥村さんは「受賞できるとは思っておらず、素直にうれしい。自分の作品を認めてもらい、とても光栄だ」と話した。

篠田さんの作品は、大阪市のリンクス梅田において、顧客や通行人が立ち寄れる休憩スペースを提案する。大人から子どもまで幅広い年齢層が利用していることと、JR大阪駅に直結している利点を生かし、多様な人々が落ち着き、交流できる場所を整備する。

篠田さんは「講評会の3日前に自分の作品を見直したところ、クリエイティブさを感じられず、頑張って作り直したのが功を奏したと思う」と話した。

審査員を務めた、スペースの斎藤俊二クリエイティブ事業部事業部長は「きょうのプレゼンテーションを聞いて、私も多くの気付きを得た。デザインは日常の中から生まれるもの。この経験を機に、日常での気付きを大切にしてほしい」と総評を述べた。

この講評会は、実践的な演習を通して空間づくりの基礎を学生に学んでもらため、スペースが阪工大ロボティクス&デザイン工学部デザイン学科の3年生を対象に、2020年から毎年開いている。



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