【大阪法円坂ホテル計画】来年2月着工で25年春開業 NTT都市開発 | 建設通信新聞Digital

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【大阪法円坂ホテル計画】来年2月着工で25年春開業 NTT都市開発

完成イメージ


 NTT都市開発が大阪市で進めている「大阪法円坂ホテル計画」は、NTTファシリティーズの基本設計、竹中工務店の実施設計・施工で2023年2月に着工する。25年1月の竣工と同年春の開業を目指している。規模はS一部SRC造地下3階地上20階建て延べ3万8500㎡。客室数は約220室を予定している。外装デザインは光井純アンドアソシエーツ、インテリアデザインはストリックランドが担当する。

 ホテルオペレーターはシンガポールのカペラホテルグループが担当。同グループのブランドである「パティーナホテルズ&リゾーツ」が日本初進出となり、独自の感性とデザインを施す新世代の洗練されたライフスタイルホテルとしてユニークな体験を提供する。

 12日に大阪市内で開いた会見で、NTT都市開発の辻上広志社長は「難波宮跡公園と一体的に開発し、国際観光文化都市・大阪の新たなシンボルとして、万博に間に合わせるよう開業する。また、計画地は東西、南北の交通軸が交わる要所でもあり、MICE(国際的な会議・展示会など)などビジネスの拠点としても役割を十分に果たすことができる」と述べた。

 カペラホテルグループのクリスティアーノ・リナルディ社長は「水の都である大阪において、われわれのライフスタイルブランドである『パティーナ』のビジョンを確立できることに喜びを感じている。大阪らしい気取らない美しさと終わらない旅を演出する」と話した。

 事業ではホテル棟新築のほか、NTT西日本が所有する既存ビルを減築し通信ビルとして転用。敷地西側の史跡指定地(5800㎡)難波宮跡の遺構を表現した広場として整備する。事業地は大阪市中央区馬場町。

 NTT都市開発は、事業地南側隣接地の難波宮跡公園で、大阪市初のPark-PFI活用事業「みんなのにわ」プロジェクトも進めている。NTTアーバンバリューサポートとNTTファシリティーズが事業者構成員を務め、竹中工務店と鳳コンサルタントが協力法人として参画。歴史公園やにぎわい拠点として開発する計画だ。


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