【記念シリーズ・横浜市公共建築】第52回 旧清水製糸場本館(天王森泉館) | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

横浜市公共建築100年

【記念シリーズ・横浜市公共建築】第52回 旧清水製糸場本館(天王森泉館)


 天王森泉公園にあり、市内に唯一残る明治期に建てられた製糸関連遺構として当時の姿を今に伝えている。建物は1911年5月に清水一三によって興された清水製糸場の本館として建設された。

 97年の公園整備の際に製糸場本館当時の姿を再現し、拠点施設として活用している。1階の間取りは明治期の横浜近在の農家に見られた四ッ間取りの流れをくんでいるが、商いの場として玄関付近にある帳場が特徴となっている。98年1月に、横浜市認定歴史的建造物に選ばれている。

 規模は木造2階建て延べ325㎡。設計・施工者は不明。所在地は泉区和泉町308-1。


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