【なでしこパトロール】快適トイレOK! 和歌山県海南市で現場点検と救急救命訓練を実施 | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【なでしこパトロール】快適トイレOK! 和歌山県海南市で現場点検と救急救命訓練を実施

現場作業所を点検

 国土交通省の事業継続力認定制度の認定を受けた企業同士が相互に協力し合うネットワーク「なでしこBC連携」は6月30日、和歌山県海南市で、連携企業の女性社員による「なでしこBC連携パトロール」を実施した。近畿地方整備局発注の冷水拡幅冷水地区構造物他整備工事(施工=丸山組)の現場点検や、災害時を想定した救急救命訓練を行った。
 今回のパトロールは、和歌山県内から丸山組が参加し会場を提供。徳島県の井上組、福井組、大竹組、亀井組、北岡組、岡山県の天野産業など連携企業10社のほか、近畿地方整備局和歌山河川国道事務所、和歌山県県土整備部の職員も参加した。
 当日は、午前中に近畿整備局企画部による出前講座として、梅敷寛統括防災調整官が「防災と危機管理」をテーマに講演した。
 午後からは、災害時対応・救急救命訓練として、作業服を使った応急担架の作成体験やバールを使用した重量物の移動、消火訓練などを実施した。現場パトロールでは、点検シートを使い、現場事務所の環境整備や仮設トイレ、場内通路、整理整頓などの10項目を女性の視点でチェックした。
 和歌山河川国道事務所の坂本梨津子工務第二課工務係長は「快適なトイレを設置されていた。女性職員の座談会でテーマになることが多かった現場のトイレが改善される動きがこのところあり、良いことだと思っている。女性が働きやすい建設業界であってほしい」と講評した。
 大竹組の橋本美春工事主任は「体験したことを生かしていきたい。現場は河川内で工事用道路を施工する大変な作業だが、最後まで無事故で工事を終えることを願っている」と述べた。
 BC連携の取り組みは、徳島県内で井上組と福井組が災害時の連携を図ることを目的として2015年から始めた。なでしこパトロールはその一環で、今回が10回目の開催。

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