【香川・高松丸亀町商店街】DE街区で新たな再開発/準備組合、来月にコンサル募集 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【香川・高松丸亀町商店街】DE街区で新たな再開発/準備組合、来月にコンサル募集

丸亀町通りを挟み、飲食や小売りなど さまざまな店舗が軒を連ねる


 高松市中心商業エリアの高松丸亀町商店街で新たな再開発が計画されていることが分かった。高松丸亀町商店街DE街区再開発準備組合(千切谷多一朗理事長)は、11月中旬をめどに基本計画作成業務と計画コーディネート業務の委託先を募集する。高松丸亀町商店街ホームページなどで募集要項を公開する予定だ。2023年度に委託先を選定し、24年度から基本計画づくりに着手する。

 DE街区再開発は同商店街で第6弾目となる。施行予定区域は、美術館通りと中古馬場通りに挟まれた約1.25ha。商店街メインストリートの丸亀町通りが南北に通る。地権者は約60者で、3分の2以上が準備組合に加入している。これまでの再開発で導入できなかったシネコンや温浴施設、賃貸住宅などを検討しているという。高松丸亀町商店街振興組合のサポートを受けながら勉強会を重ねてきた。

 スケジュールは、24年度に施設配置やレイアウト、事業費などを基本計画としてまとめる。25年度の推進計画作成を経て、26年度に基本設計に取り掛かる。同年度末に香川県に対して組合設立認可を申請したい考えで、27年度の組合設立認可を目指す。順調に進めば、28年に既存施設の除却工事に着手する。

 高松丸亀町商店街では、全長470mをA-Gの7街区にゾーニングし、1988年から再開発の構想に着手している。96年に初弾となるA街区再開発事業が竣工し、その後B街区、C街区、G街区が相次ぎ竣工した。2020年1月には、C街区を東西に挟む区域で「高松市大工町・磨屋町地区市街地再開発事業」の新築工事が始まった。22年1月に立体駐車場と「讃岐おもちゃ美術館」を中心とする大工町街区が完成し、引き続き、医療施設と集合住宅を中心とする磨屋町街区が24年2月に竣工する予定となっている。

 

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