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5月5日 日曜日

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【東京・内幸町一丁目南再開発】ペロブスカイト太陽光電池を設置、メガソーラー発電ビルに


 第一生命保険、中央日本土地建物、東京センチュリー、東京電力パワーグリッド、TF内幸町特定目的会社は、東京都中央区で進めている「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」の建設建物にフィルム型ペロブスカイト太陽光電池(PSC)を設置する。エネルギー創出の最大化とエネルギーの地産地消促進に取り組む。

 PSCは、耐荷重や風圧への対応、更新コストなど従来の太陽電池の課題をクリアした薄く軽く、曲げられるといった特徴を持つ太陽電池。

 内幸町一丁目街区南地区の再開発施設では、積水化学工業が開発したPSCを採用し、東京電力ホールディングスと共同で設置する。同地区内サウスタワーのビル各階の床と天井の間に位置する防火区画の外壁面(スパンドレル部)の外壁側内部に設置する。

 発電容量は定格1000kW超を計画しており、メガソーラー発電機能を実装した超高層ビルとなる。

 サウスタワーは、地上がS一部CFT造、地下がRC一部SRC・S造で地下3階地上45階建て塔屋2層延べ28万7000㎡。

 設計は清水建設が担当している。2024年3月の着工、27年3月の竣工を目指している。

 

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