【海床ロボット実証実験】大阪城公園で安全検証/竹中工務店らコンソーシアム | 建設通信新聞Digital

5月13日 月曜日

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【海床ロボット実証実験】大阪城公園で安全検証/竹中工務店らコンソーシアム

大阪城をバックに進む海床ロボット


 竹中工務店を代表とする海床ロボットコンソーシアムは、大阪城公園(大阪市)の東外堀で「都市型自動運転船『海床ロボット』による都市の水辺のイノベーション」の実証実験を行った。

 海床ロボットは、海や運河、河川、湖沼の水面に浮かべた3m四方の床を自動で動かし、離着岸できる運転船。実証実験は大阪府・大阪市、大阪商工会議所で構成する「実証事業推進チーム大阪」の支援を受けている。

 2021年12月、22年12月に続き3回目となる今回は、大阪水上安全協会と共同で行い、実用化する際に必要な安全基準や運行マニュアルづくりのための検証を行った。日本国際博覧会が開催される25年の実装を目指している。

 竹中工務店まちづくり戦略室の高浜洋平氏は「船ではなく、水上ドローンや床型のロボットのような位置付けで開発している。遊覧船や飲食提供・物販サービス、水上ステージなど幅広い活用を想定している。意匠を自由に着せ替えられるのが特徴」と話し、「水上で多くの海床ロボットが運航され、一つの村を形成するような将来像を描いている」と展望を語った。

 コンソーシアムのメンバーは、竹中工務店、東京海洋大学海洋工学部清水研究室、IHI、炎重工、あいおいニッセイ同和損保、水辺総研、新木場海床プロジェクト、ウォーター・スマート・レジリエンス研究協会。

 

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