【ちょっと街歩き】「MAO RINK PROJECT」の仮囲い/立飛HDが立川にアイスリンク開発 | 建設通信新聞Digital

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【ちょっと街歩き】「MAO RINK PROJECT」の仮囲い/立飛HDが立川にアイスリンク開発


 仮囲いに描かれたフィギュアスケーターのシルエット–。史上初のファイナルを含むグランプリシリーズ全7大会を制覇し、2010年バンクーバー五輪で、女子シングル史上初めて1つの競技会中に3度の3回転アクセルを成功させた浅田真央さん。フィギュアファンならずとも彼女の名シーンを思い浮かべるのは、難しくない。仮囲いがあるのは、東京都立川市の多摩モノレール・立飛駅近くで開発が進む(仮称)立飛アイスリンク新築工事の建設現場。

 プロジェクトを推進する立飛ホールディングスは、JR立川駅北側に約98haに及ぶ土地をグループで所有し、それを社会資本財と考え、アリーナ立川立飛、ドーム立川立飛、タチヒビーチを開発するなど、芸術・文化、スポーツ、エンターテインメントによる街づくりを積極展開している。20年にオープンしたウェルビーイングをテーマとした大規模複合施設「GREEN SPRINGS」の開発時にも建設予定地にヤギを放牧し、建設中の仮囲いにそのキャラクターをあしらった。

 11月1日に創立100周年を控え、「笑顔あふれる、立飛」を目指す同社。ファンや地域の方々にワクワクしてほしいとの思いが、シルエットが並ぶ仮囲いを通しても伝わってくる=写真。

 国内初となるアスリート名を冠した「MAO RINK PROJECT」は、今秋オープンを予定している。可憐で躍動感ある浅田さんの演技や彼女に憧れてフィギュアスケートを始めた子どもたちが本格的な氷上を滑る姿を立川の地で目にする日も遠くない。

 設計は山下設計、施工は北野建設が担当している。

 

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