京都市は、「国宝(建造物)二条城二之丸御殿保存修理等基本計画策定業務」の公募型プロポーザルを実施した結果、竹中工務店を特定した。プロポーザルには清水建設も参加した。
業務では、これまで唐門や築地の保存修理、東大手門の保存修理・耐震補強、本丸御殿の保存修理・耐震補強を完了し、現在は本丸御殿の活用に向けて整備している二条城について、国宝である二之丸御殿(遠侍・車寄、式台、大広間、蘇鉄之間、黒書院、白書院)の保存修理事業に向け、工事の規模や工期工区の妥当性、工事費の縮減・来場者数の維持への対応に配慮した計画を作成する。
業務内容は、二条城二之丸御殿保存修理工事の基本計画策定(調査・諸条件の整理、工事計画検討、耐震診断、公開活用計画検討、防犯防災計画検討、環境保全計画検討)。
対象施設は、遠侍・車寄、式台、大広間、蘇鉄之間、黒書院、白書院。業務期間は2025年8月31日まで。業務場所は中京区二条通堀川西入二条城町541。