【働きかた】庶務から変化起こす! 意欲あふれる改善策広がるYKKAP・関西女性活性化委員会 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【働きかた】庶務から変化起こす! 意欲あふれる改善策広がるYKKAP・関西女性活性化委員会

情報交換会に出席した(前列右から)井出リーダー、千代森副委員長、但馬リーダー

 YKKAPの関西エリアの拠点で、庶務を担当する女性社員らが「関西女性活性化委員会」を結成し、積極的に活動している。施工現場や営業職、取引顧客の後方支援をする傍ら、自分たちが発案した研修や見学会などを通じて、現場支援の質を高める取り組みだ。メンバーは32人。年に3-4回の会合を開き、方針を決めて実行に移す。
 活動開始は2011年。オフィスのペーパーレス化に取り組み、3年かけて全支店で目標を達成した。「一気に高い目標を掲げるのではなく、段階を踏んで地道に取り組むよう心掛けている」と大阪中央支店の千代森めぐみ副委員長は語る。
 16年度の活動テーマは「営業支援」「自己啓発」「販管費削減」「快適な職場作り」の4つで、勉強会やファクスで新商品を紹介するインオフィスセールス、リフォーム用サッシの施工体験、通信教育や資格取得、残業削減、職場安全パトロールなどに取り組んだ。「各自バラバラに考えていた改善策を出し合う場にもなっている」と受注センターで働く委員会リーダーの1人、井出敦子さんは表現する。参加者のモチベーションも高く「現場を体験したいという要望も多い」と但馬律子リーダー。大阪で開かれた展示会で商品を説明する試みにも多数が手を挙げ、1万6000人が来場する2日間をやりきった。
 活動は全国に広がりつつある。ことし1月には東京で、全国に広がる女性活性化の取り組みに関する情報交換会が開かれ、各地域の代表者の前で活動内容を発表し、注目を集めた。「参考になるところはどんどん取り入れてほしい」と千代森副委員長は全国の仲間に呼び掛けた。

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