愛知県豊橋市は、市科学教育の拠点施設(仮称)整備基本計画案をまとめた。豊橋総合動植物園(大岩町大穴1-238)とその敷地内にある自然史博物館、視聴覚教育センター・地下資源館(同町火打坂19-16)のそれぞれの機能を高め、特色を生かした科学教育拠点づくりを推進するに当たり、新施設を同博物館の隣接地に建設する。
9月に市民意見を募り、基本計画を策定する。2025年度は市が仕様詳細検討を進める。施設の総延べ床面積は3000㎡を想定する。生物・地学系教育(想定面積約1000㎡)、物理・化学系教育(同650㎡)、天文系教育(同約550㎡)などを普及するエリアで構成する。
天文系教育普及エリアには、直径20m、観客席200-250席のドームシアターを設け、プラネタリウムなどに活用する。
事業手法は従来方式。概算事業費は約38億円を想定する。26、27年度に拠点施設の基本・実施設計、28、29年度に建設工事に着手する予定だ。30年度の開館を目指す。
並行して、28年に開館40年を迎える同博物館の大規模改修も実施する。26、27年度に改修設計を終え、28、29年度に着工する。30年度のリニューアルオープンを予定する。拠点施設に機能移転する視聴覚教育センター・地下資源館は、29年度ごろに閉館する。
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