北陸地方整備局が所有する、大型浚渫兼油回収船「白山」が北海道胆振東部地震の被災者を生活面で支えており、感謝の声が多く寄せられている。
　同船舶は飲料水、食料などの緊急支援物資輸送のほか、現地の入浴、洗濯を支援するTEC－FORCE（緊急災害対策派遣隊）として、8日に現地（苫小牧港東港区）入りした。

　到着直後から入浴、洗濯の利用者がぞくぞくと押し寄せ、「普通にできていたことが突然できなくなり大変困っていました。こちらでお世話になり、子どもたちの笑顔が見られて大変うれしく思いました」「災害時にお風呂と洗濯機を貸していただき、ありがとうございました。子どもたちも初めての船に大喜びでした」「みなさんがとても親切でうれしかったです」などの謝意が伝えられ、厳しい環境下でもひとときの安らぎとなっているようだ。
　また、同局では12日にTEC－FORCE第2陣の総合指令、被災状況調査（砂防・道路）各班を派遣する。

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