【快適なオフィス空間構築へ】コマニー東京オフィス IT・IoT技術で社員の働きやすさ検証中 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

公式ブログ

【快適なオフィス空間構築へ】コマニー東京オフィス IT・IoT技術で社員の働きやすさ検証中

 パーティションメーカーのコマニー(石川県小松市、塚本健太社長)は、自社の東京オフィス(東京都千代田区)で社員のさまざまな情報をIT・IoT(モノのインターネット)技術で収集し、より快適なオフィス空間を構築するための実験を進めている。

COMANY LAB TOKYO

 実験は、2月から東京オフィス内に「COMANY LAB TOKYO」を設置し、仕事の生産性やコミュニケーションの取り方、集中スペースとしての環境などの検証を開始。設計意図の異なる4つのエリアを4部署がそれぞれ体験し、ITやIoT技術で社員の働いている状態の定量データを測定、アンケートやインタビューでも定性データを調査している。バイタルデータを抽出する機器の1つとして、両手で1分間、機器を握れば正確なバイタルデータを得られるシンプレックス社の「SQ-Bar」を活用した。
 実験の途中段階では、アンケート・インタビューで、働く空間・エリアの使用用途を利用者が理解していると利用満足度が高くなり、一定の空間・エリアだけでなく、複数の空間・エリアを使えることが、働きやすさにつながることが分かった。一人ひとりの集中とコミュニケーションのバランスが異なる中で、最善の空間を生み出すことが重要としている。実験データを基礎データとし、表れた課題を次の実験段階に生かす考え。

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら