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4月28日 日曜日

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【機運醸成へ】名古屋城天守閣100分の1サイズ木造復元模型を製作 イベントなどで公開予定

 名古屋市は、名古屋城天守閣木造復元の機運醸成に向けて、名古屋城天守閣の木造復元模型を製作した。イベント会場などで披露する予定だ。

名古屋城天守閣木造復元100分の1サイズの模型


 宝暦2年から5年(1752年から55年)の大改修後の大天守を調査した昭和実測図などに基づき復元する大天守と天守台石垣を縮尺100分の1でつくった。天守台石垣からの高さは約60cm、銅瓦は緑青色とし、一部に木組みを再現。この模型は市が長谷川模型(同市)に委託し、製作した。

 現天守閣は大天守(SRC造地下1階地上7階建て延べ5431㎡)と小天守(同地下1階地上3階建て延べ1347㎡)で構成。築後60年以上が経過し、老朽化や耐震性不足などの課題を抱えているため2018年5月から閉鎖している。

 天守閣復元工事の工期は約31カ月。工事場所は中区本丸1-1。基本・実施設計、調査、工事監理、先行工事、本体工事、石垣工事などは竹中工務店が担当。

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