【ICT施工導入を支援!】研究・研修に50万円 札幌市 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【ICT施工導入を支援!】研究・研修に50万円 札幌市

 札幌市は、建設現場の生産性向上を目的にICT施工導入支援の助成制度を創設した。市内に主な営業所を置く建設業許可業者で、過去5年間に市発注工事の契約実績がある者を対象にICT施工や研修参加、社内研究・研修に対して50万円を助成する。

 建設局土木部は、2017年度からICT活用工事を試行し、順次適用を拡大してきた。

 ICT施工の支援では、ICT活用工事を除く市発注工事を対象に施工プロセスの各段階1つ以上で実施することを求めている。具体的には、3次元起工測量、3次元設計データ作成、ICT建機による施工、3次元出来形などの施工管理や3次元データの納品などを求めている。研修参加では、技術者がICT施工に関する研修を受講する際は1人3万円のほか、社内で開く研修などに対して、参加者が10人未満の場合は1回当たり3万円、10人以上は1回当たり6万円を助成する。

 市は、中小建設業者で導入費用負担やICT施工に関する人材確保・育成が課題となっていることを踏まえ、助成制度を導入した。交付要綱や申請書類は市のホームページに掲載している。



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