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【燃料電池型の監視カメラ】河川監視など防災分野で活用 トーノーセキュリティら

燃料電池型監視カメラソリューションのイメージ


 トーノーセキュリティ(岐阜県多治見市、愛知直人代表取締役)は、アムニモ(東京都武蔵野市、中林千晴社長)の技術協力の下、遠隔地の映像をリアルタイムに確認できる「燃料電池型監視カメラソリューション」を3月3日に発売する。

 燃料電池による電力の安定供給とLTE通信により、電源やネットワークの敷設困難な場所に設置できるため、河川監視や土砂災害など防災分野の活用に効果を発揮する。

 具体的には、燃料電池で安定的にIPカメラに電量を供給することで、電源を確保できない環境でもライブ映像を遠隔地から確認できる。燃料電池にはメタノールを採用し、40リットル版の場合、最大8カ月の連続稼働が可能となる。また、LTE通信を利用したインターネット接続により、パソコンやスマートフォンなどから河川の水位や土砂崩れ地点などの映像をリアルタイムで確認できる。

 利用用途として、河川監視、崖崩れ監視、雪崩監視、沿岸警備監視、養殖場、電力設備監視、電化されていない鉄道など、電源敷設が困難な場所での利用に最適なシステムとなる。

 3月1-4日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催する「SECURITY SHOW 2022」に出展し、実機を展示する予定だ。


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