【日本鋼橋模型製作コンペ】総合部門1位は熊本高専! 架設部門は東京都市大 | 建設通信新聞Digital

5月10日 金曜日

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【日本鋼橋模型製作コンペ】総合部門1位は熊本高専! 架設部門は東京都市大

 学生が鋼製橋梁の模型製作を競う「日本鋼橋模型製作コンペティション(JSBC)」の2018年度大会が11、12の両日、大阪府寝屋川市の摂南大学寝屋川キャンパスで開かれた。9回目を迎える今回は、18大学20チームが参加し鋼製模型の製作を競い合った。総合部門1位には熊本工業高等専門学校が選ばれた。
 大会には熊本高専を始め、室蘭工業大、岩手大、ものつくり大、東京都市大、山梨大、福井大、岐阜大、名古屋大、名古屋工業大、名城大、愛知工業大、京都大、大阪市立大、摂南大、鳥取大、山口大、九州大の18校が参加。計画から立案、設計、製作、架設のすべての工程をチームで取り組んだ。
 プレゼンテーション後、総合、架設、美観、載荷の4部門を審査した。架設部門は東京都市大学、構造と美観部門は熊本高専がそれぞれ第1位となった。

総合1位の熊本高専(右)と山口委員長

 表彰式後のあいさつで、大会の実行委員長を務める大阪市立大の山口隆司教授は「皆さんが他校の技術を熱心に観察しているところを見て頼もしいと思った。鋼構造の世界で安全・安心な構造物をつくるための良い技術者となってほしい」と学生にエールを送った。
 JSBCは、日本における鋼構造の研究者が有志で立ち上げた。工学知識の応用力や問題解決能力、エンジニアリングデザイン力などを養うことを目的としている。大会は日本鉄鋼連盟、日本橋梁建設協会、土木学会関西支部が後援した。

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