【「1800kmのテレワーク」実現へ】コベルコ建機、HOTnetが実証実験 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【「1800kmのテレワーク」実現へ】コベルコ建機、HOTnetが実証実験

 コベルコ建機と北海道総合通信網(HOTnet、札幌市)は、コベルコ建機の目指す建設現場のテレワークシステム「K-DIVE CONCEPT」の技術確立のため、建設機械の超長距離と多接続切り替え遠隔操作に関連する実証実験を実施した。

 実証実験では、長距離での通信ネットワークやデータセンターを介した建設機械の遠隔操作の検証のほか、遠隔での操作機械の切り替えを試行した。北海道札幌市内にコックピットを設置し、帯広市(コックピットとの総距離300㎞)と広島市のコベルコ建機五日市工場内(コックピットとの総距離1800㎞)にある2台の建設機械を札幌市内のコックピットで切り替えながら遠隔操作した。約1800㎞の遠隔地でも実際に機械に搭乗して操作した場合とほぼ同等の通信遅延、作業効率などで遠隔操作できるだけでなく、オペレーターが異なる場所にある複数の機械を切り替えながら効率的に作業できることも確認した。2022年以降の段階的な実用化に向けた大きな成果となった。

 K-DIVE CONCEPTは、クラウドマッチングシステムと建設機械の遠隔操作を融合し、特定の人・場所・時間などの制約を受けずに建設現場での施工が可能となる「建設産業のテレワーク化」を目指す。


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