山形県遊佐町は、羽田設計事務所に委託していた「遊佐パーキングエリアタウン(道の駅鳥海移転整備)事業建築実施設計」の概要を公表した。概算事業費33億4000万円をかけて木造2階建て延べ2918㎡の駅舎などを整備する。2025年度内に建設工事の入札を公告し、施工者を決める予定だ。26年度に着工し、同年度中の完成を目指す。
国が整備を進める日本海沿岸東北自動車道と遊佐象潟道路の供用に合わせ、結節点となる北目字田屋敷57-2の敷地約3.5haに、「道の駅鳥海」移転を核とするパーキングエリアタウンを整備する。
駅舎は、産直・物販、道路情報コーナー、フードコート、レストラン、鳥海山・飛島ジオパーク関係の物販・展示スペースなどで構成。産直・物販スペースに壁面大型スケッチを設け、町の魅力や豊かさを伝えるほか、道路情報コーナー壁面には地域の温かみを感じさせる大型の木造パネルを設置。レストランには鳥海山を一望できる開放的なデッキテラスを整備する。
駅舎とともに、防災倉庫(87㎡)と屋根付き駐車場(156㎡)も建設する。
概算事業費の内訳は、建築工事費が22億2900万円、駐車場・外構工事費6億9300万円、造成工事費1億期9000万円、土木設計費6600万円、建築設計費1億6200万円と試算している。
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