【クイックデッキ】新大阪駅改良工事にも採用! システム吊り足場が円滑施工に大活躍 | 建設通信新聞Digital

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【クイックデッキ】新大阪駅改良工事にも採用! システム吊り足場が円滑施工に大活躍

 日綜産業のシステム吊り足場「クイックデッキ」が、大阪メトロ(大阪市高速電気軌道)が進める新大阪駅駅舎改良その他工事(建築の部)で安全な円滑施工に活躍している。同工事は大日本土木で施工中。クイックデッキは全国の駅工事でも多数採用されているが、ホーム軌道上での採用は全国で初めて。
 大阪メトロ御堂筋線の新大阪駅は新幹線、JR線と結接する重要駅。1日の乗降客は約14万8000人に上る。1964年9月の開業から54年が経過し、大規模なリニューアル工事が実施されている。大日本土木が施工しているのはホーム改修、中中階北側通路、中改札・コンコース改修など。工期は2019年12月16日(予定)まで。
 全長約300mの駅舎のうち、クイックデッキは屋根部のリニューアルを行うホーム南側70m、高さ3mに延べ925㎡が仮設されている。工事によってホーム南側は膜構造のテント屋根に一新される。工事は終電後の午前0時45分から始発前の4時まで。約3時間の深夜作業だ。
 大日本土木の新道克彦現場代理人は「電車や乗降客への影響は絶対に許されない。安全・安心で見栄えも良い現場にするため、既設の屋根下に足場がつくれないかと考えた。発注者にクイックデッキを提案し理解が得られた」と話す。
 足場を施工する光陽(大阪府門真市)の吉國照彦取締役統括部長も「吊りチェーンの数が少なく作業空間が広くすっきりしている。デッキ床で隙間なく覆うため、墜落やホーム、軌道への落下物が防止でき、防水シートを張ることで漏水の心配もない」と評価している。

新道現場代理人(左)と吉國取締役

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