日立建機が運営する重機好きのファンクラブ「重機ファンダム」のオフ会が27日、東京都台東区の同社本社で開かれた。今夏にクラブが公式設立したのを記念した集まり。参加者はお気に入りの模型を持ち寄るなどし、日頃から温めている“重機愛”を共有した。
クラブは、日立建機の社内事業コンテストから生まれたコミュニティー。クラブ活動は2024年度から試験的に始まり、今夏に情報を一般公開した。
発起人で、クラブ内では『ゆうじろう部長』の愛称で親しまれる日立建機の澤田遊次朗さんは「どのメーカーが好きかは関係ない。重機が好きならみんなウエルカムだ」と語った。澤田さんによると、メンバーは既に750人もいるそう。今回のオフ会には約200人が参加した。
参加者の7割ほどは建設業関係者で、現役オペレーターのメンバーも多いという。中には自ら図面を引き、部品からつくるつわものの参加者の姿も。こだわりポイントをPRし合い、絆を深め合った。
お手製の名刺をつくって参加した金坂磨波呂くんは、小学5年生。「将来の夢は重機オペレーターです」と元気いっぱいの笑顔だ。付き添った父親の智也さんは「クラブを通じて、たくさんの人たちとつながっている。息子の将来が楽しみでしょうがない」と話した。